「福岡県里親会」は、昭和２９年に、福岡県社会福祉協議会の中で、里親部会として発足したのが起源となります。
その後、諸事情により里親部会を維持することが難しい状況が続き休止していましたが、
昭和４４年９月２４日に委託里親３８人で「福岡県里親会」として再結成し、活動を再開しました。
当初は福岡県全域が活動範囲でしたが、北九州市、福岡市の政令市への移行に伴い、
昭和５２年に福岡市里親会が独立、昭和５７年には北九州市里親会が独立しました。
現在の福岡県里親会は、愛称を「クローバー会」とし、６児童相談所管内において、
５地区（福岡、久留米、田川・京築、大牟田、宗像）に分かれて活動しています。
また、全国里親会にも加入し、全国各地の里親会とともに里親制度の普及啓発のための様々な活動に取り組んでいます。
様々な事情で保護者と一緒に暮らすことができない子どもたちに対し、
家庭と同様の環境で愛情と真心を込め、
そして正しい理解を持って、養育をおこなう制度です。
社会や家族の中で、特定の大人に愛情をもって養育されることは、子どもの自己肯定感を高め、
心身ともに健やかな成長への基盤となります。
里親制度は、これから社会で自立していく子どもたちにとって、家族のあり方を知り、
その中で人との信頼関係の築き方や社会とのつながり方を学ぶことができるとして、
とても大きな期待が寄せられています。
ファミリーホームとは、里親家庭と同じく、家庭の中で子どもを養育することを目的として、
５～６名の子どもたちを預かり、子ども間の相互作用を活かして豊かな人間性や社会性を養うことで、
子どもの自立を支援しています。
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